涼宮ハルヒのスペオペ外伝！？（けいおん！編）36：賢者の石と愚者の黄金！？：So-netブログ

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涼宮ハルヒのスペオペ外伝！？（けいおん！編）35

　今週もアップします、よろしくお願い申し上げます（＾－＾；

　超軽量級空母　『倦怠』　より、少し先行していた唯と梓は模擬戦をしていた。

　「唯センパイ、後ろ取りましたよ、バルカン発射！・・・あっ・・・」
唯機は梓の視界から突然に消え、梓の撃ったバルカンはむなしく、空を貫いた。

梓は目の前から消えた唯機を探そうと辺りを見回している内に後ろを取られてしまった。
　『あずにゃん、ロック・オン！』　

後ろを取られた梓は、模擬バルカンの集中砲火を浴び、モニターに撃墜マークが映し出された。

　「ふふふっ、残念だったね、あずにゃん！」
　「唯センパイ、もう一本です！！」

梓は余りにも悔しいので、ほっぺを赤らめ、唯に再戦を申し込んだが不意に『倦怠』コックピットの和から通信が入った。
　『唯、模擬戦もいいけど、そろそろ、廃棄コロニーが見えてくるはずよ』
和の通信に我に返り、前を見る唯。
　「あっ！見えて来たよ」
　『おっ！見えて来た、見えて来た！』

唯の視界に律機『ランチャー』が入って来たので、唯は手を振って、律に呼びかけた。

　「律っちゃん、やっほーっ！」
　「やっほーっ！」　呼びかけに応じる様に律は唯を見て、手を上げた。
　『あれが、廃棄コロニーね～っ！』

いつの間にか唯機『グラディエター』の後ろに来ていた、紬機『ナイト・カーベリー』からの通信が入る。
その直後に澪機『マウンテッド・アーチャー』が唯機の真上に現れると、澪からの通信が入った。

　「律、本当に行くのか・・・」
　『当たり前だろ、何の為にここまで来たって言うんだよっ！』

４機が集まっているの見た、梓は唯の隣、律の反対側に梓機『グラディエーター』を寄せる。

　「あれですか？何か、思ったより、大きいですね」
　

　「和さん、お茶入りましたよ」と憂が『倦怠』のコックピットに入って来た。
　「ありがとう、そうそう、憂ちゃんも操縦してみない？」
　「私にできるかな？」
　「大丈夫よ、副操縦桿でサポートしてあげるから、頑張って見て」

和は自動操縦に切り替え、憂と席を入れ替わるように離れて、副操縦席に座った、入れ替わった憂は１つ深呼吸をして、気合いを入れる様に操縦桿を握ると元気よく言った。

　「よーしっ！アイ、ハブ、コントロール！」
　「とりあえず、廃棄コロニーまで、お願いね」
　「ラジャー！」

憂の操縦は和の思っていたより安定していた。

　　『さすが唯の妹ね、なかなか筋が良いわね』

　「おっ！近くで見るとやっぱり大きいなぁ！」
　「そうだね、律ちゃん、あっ！私、もうちょっと上の方を見てくるよ！」とブースターを開き、唯は上昇した。
　「私も行きます、唯センパイ、ちょっと待ってください」梓はブースターを開き、あわてる様に後を追う。

先ほどから、何かを調べる様にコロニー下部を旋回していた澪から通信が入った。

　「律、入り口らしいものがないぞ・・・」
不信感を抱いている澪のコックピットに唯と律の会話が通信機から聞こえた。
　『律ちゃん、大発見！！』　『何だよ！』
　「駆逐艦が停泊しているよ」
　「何だって・・・駆逐艦？私たちの他にも来てる奴らがいるってことか、ちっ、先を越されたな・・・」と律は顎を押さえた。
　「律、何、言ってんだよ！敵だったらどうするんだよ！」
　『澪ちゃん、大丈夫だよ、船に『SOS団』って、ペイントしてあるよ』
　「『SOS団』？どっかで聞いたことあるな・・・・」
　『あっ！この間宇宙港で見たあれじゃない！』紬が思い出した様に言った。

　『ひょっとして、この前、山中教官が言っていた、超軽量級駆逐艦　「憂鬱」のこと？』
やっと追いついた､「倦怠」のコックピットから和の通信が入る。
　
　「うん！そお～・・・・んっ！？・・・・」
　『ムギどうしたんだよ』驚きの声を上げる紬に律が問いかけた。
　「コロニー下部に１ヵ所だけ、エネルギー分布にムラがあるの・・・」
　『詳しくはわからないけど、近くに行けばわかるかも？』
　「唯、梓、澪、紬機に集合！」
　『ラジャー』

唯たちは原因を調べる為に紬機に集まった・・・・

今日はこの辺で・・・
涼宮ハルヒのスペオペ外伝！？（けいおん！編）37